CheckAlignの説明
CheckAlignは、過去の翻訳資産を有効活用し、翻訳品質を向上させるために開発されたツールです。
大量の辞書と対訳集を一気に検索する辞書用例検索ソフト「対訳君」と組み合わせて使うことで、翻訳効率を飛躍的に高めます。
CheckAlignの便利な使い方は、
こちらをご覧ください。
知的資産の構築に利用
(1)アライメント(原文と訳文の対応付け)
翻訳が終わっているバイリンガルドキュメントから対訳を作成するために、それぞれのドキュメントの文章を
一文一文に切り分けて表示させます。
PDFファイルからコピーした
強制改行入りの文書も処理できます。
2つの文章を1文にまとめて翻訳している場合など、左右の対訳がずれてしまうことがありますが、セルの結合や分割、ドラッグ&ドロップなどの便利な機能を利用すれば、簡単に
アライメントができます。
(2)整合性チェック
アライメントが終わったら、基本チェックの
「文章の長さチェック」や「数字チェック」を利用して左右の整合性を確認してください。
ある箇所以降に沢山のメッセージがでていたら、その辺りで対訳がずれている可能性があります。
(3)対訳データのエクスポート
CheckAlignで作成した対訳は
対訳君形式、
TSV形式、
TMX形式、
tai形式、
テキスト形式(※エンタープライズのみ)にエクスポートすることができます。
TSV形式のデータは簡単なマクロを利用すれば、他の翻訳支援ツール対応形式に変換することもできます。
多少のデータ処理は必要ですが、
TRADOSや自動翻訳ソフトのトランスレーションメモリーとして活用することも可能です。
翻訳に利用
(1)翻訳
辞書用例検索ソフト
「対訳君」を併せてお使いいただければ、CheckAlign上で翻訳を効率的に行うことができます。
CheckAlignの対訳エリア内で特定の単語をダブルクリックすると、その単語がクリップボードにコピーされます。「対訳君」を開いている場合、対訳君メニューの「検索」「クリップボードの検索」で「常に検索」を選択しておくと、CheckAlign上のわからない単語をダブルクリックするだけで、対訳君で検索が走り大変便利です。スペルを打ち込んだり貼り付けたりすることなく、辞書引きや用例検索がサクサク行えます。
(2)品質チェック
CheckAlignには大量の用語集を登録しておくことができるので、
用語集を使い分けながら内容に即した指定用語が使用されているかどうかのチェックが行えます。
また、半角全角文字を認識させる/させないなど、オプション設定を自由自在に変更することもできます。用語集の作成方法は
チェックテーブル作成手順をご覧ください。その他にも、
数字、略語、重複語、単位、記号などのチェック機能を備えており、あらゆる角度から翻訳の品質向上のお手伝いをします。
さらにエンタープライズでは、
複数の用語集をグループ化して登録しておくこともできます。
チェック方法も多種多様で、指定用語がある場合、または間違いそうな表現や使用禁止用語がある場合、あるいは漢字の送り仮名を統一したい場合など、目的ごとに別々のExcelのシートに用語を登録しておけば、それぞれの状況に応じてメッセージを出すことができます。
※CheckAlignおよび対訳君には、自動翻訳機能はありません。
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