ジャーナルによっては
・見出し項目(抄録、序論、考察など)の指定がある
・各項目(または全体)の文字制限が決められている
・図表の数に制限がある
などの独自の取り決めがあります。
せっかく書き上げてネイティブチェックも受けたあとで、投稿規程をみて文字制限に気づき、全体を書き直す羽目に陥るのは悲しいですよね。
一般的な投稿規程
統一ガイドライン(バンクーバースタイル)
科学ジャーナルの投稿規程一覧
IMRAD(Introduction, Methods, Results and Discussion)とは論文の主要な構成要素です。
I:Introduction(序論または緒言)
M:Methods(方法)
R:Results(結果)
D:Discussion(考察)
実際の論文ではこの他に、抄録、背景、目的、結論、謝辞、参考文献などの見出しが使用されることもあります。
これらの項目の種類も全て投稿規程により定められている場合がありますので、投稿規程はマメにチェックしましょう。
各見出しで頻繁に使用される英語表現を「対訳君」の中から抜き取り、以下に例示してみます。
対訳君医学版Acceptには、論文の構成に則した頻出表現満載の「医学英語慣用表現集」や、実際の論文から引用した対訳用例が約19万内蔵されています(内蔵用例詳細)。
この研究を行うに至った背景および研究の目的を書きます。
Introductionは論文の冒頭で読者を引き込む重要な役割を担っているため、明快かつ心地よい論調で書きたいものです。
Introductionでよく使われる用語
目的 を調べ
previous studies(以前の研究)
carried out 実施
研究の対象や、具体的な介入方法について記述します。
Methodsでよく使われる用語
subjects were (被験者は・・)
ランダム 割り付け
were evaluated
臨床試験では、データの解析方法を事前に取り決めておく必要があります。最近ではジャーナルの投稿規程でも統計記述を求めるものが増えています。対訳君医学版Acceptには京都大学の手良向聡先生(京都大学医学部付属病院 探索医療センタ検証部 准教授:生物統計学)の「医療統計用語辞典」が内蔵されています。
医療統計用語辞典検索例
研究により得られた新しい証拠を記述します。あいまいな表現は避け、端的な表現(時制は過去形)を用いてください。
Resultsでよく使われる用語
significant difference 統計学的有意差)
be observed (〜がみられる)
be improved (〜が改善される)
他の研究と関連付けながら、今回の研究の解釈を示しかつ重要性を説く箇所です。論理性が問われるところなので正しい英語で記述する必要があります。
Discussionでよく使われる用語
suggest (〜を示唆する)
in view of (〜の点からみて)
consider (〜を考慮する)
考察に基づき著者らの最終的な結論を簡単に述べます。ここではこれまで説明していない新たな情報を加えることはできません。
Conclusionでよく使われる用語
take into consideration (〜を考慮にいれる)
further 〜 are required to (さらなる〜が必要である)
「対訳君」では投稿に役立つカバーレターの他、投稿後の問い合わせメールなど役立つレターのサンプルを内蔵しています。
投稿時のカバーレターサンプル
対訳検索の便利さを実感していただけるサイト「ウェブde対訳」でもカバーレターの例をいくつか紹介していますので是非ご利用ください。
レター表現検索サイト「ウェブde対訳」