JDT for Taiyaku >> JDT for Taiyakuに関するQ&A
Q.  Macintosh版JDTとWindows版JDTには違いがありますか?
A.

基本的には両版のJDTは等価な機能を持っており、辞郎形式のコンバートとインデックス語の作成によって作られるファイルは同じフォーマットになっていますが、インデックスファイルだけはOSに依存する構造になるためデータ形式が異なっています。従って他のファイルはOSに関係なく共有できますがインデックスファイルだけは共有できません。そのためINDEXフォルダの名称はWindows版には(WIN)、Macintosh版には(MAC)が付加されます。


Q.  英辞郎をコンバートしようとしたら3〜4語だけコンバートされてすぐに終了してしまいましたが?
A.

JDTのコンバート対象はオリジナルの英辞郎のテキストファイルです。他のソフト用にコンバートされたものはコンバートできません。EDPの通信販売で購入したCDや書籍版の英辞郎を使う場合は辞郎形式のコンバートの項の説明をご覧ください。


Q.  コンバートやインデックスファイルの作成にはどれくらいの時間がかかりますか?
A.

ご利用の機種のCPUの性能と空きメモリの量によって異なるため一概には言えませんが、以下の数値を参考にしてください。計測対象は英辞郎V54(約120万語)に対して順にコンバート・見出し語からインデックス語を作成・インデックスファイルの作成を行ったものです(コンバート等のオプションはすべてオン)。なお、所要時間は語数が多くなるほど長くなります。英辞郎はバージョンアップごとにデータ量が増えてゆきますので最新の英辞郎を使う場合は下記よりも所要時間は長くなると思われます。

辞郎形式の
コンバート
見出し語から
インデックス語の作成
インデックスファイルの作成
PowerMacintoshG4/867
メモリ 896MB
Mac OS 10.1
約2分
約4分30秒
約7分

PowerMacintoshG4/867
メモリ 896MB
Mac OS 9.2.2
JDTへの割当メモリ800MB

約1分30秒
約3分
約4分30秒
自作PC PentiumIII/866
メモリ 256MB
Windows2000
約1分30秒
約4分
約10分

Q.  インデックスファイルの作成中にフリーズするのですが?
A.

Macintosh版でもWindows版でも実装メモリが少ない環境で英辞郎などの大量の語句を持つ辞書のインデックスファイルを作ろうとすると極端に時間がかかるようになることがあります。JDTが単語の抽出を終え、インデックスファイルを作成している旨のメッセージを表示した後にフリーズしたように見える場合がこれにあたりますが、これはフリーズしたわけではなくメモリ不足でシステムの仮想メモリが使われているために起きる現象です。この現象はメモリを増設すれば解決しますが、それ以外では以下の方法が考えられます。

  • フリーズしているわけではありませんので一晩くらいそのままにしておけば作業は終了します。その場合、事前に他のすべてのアプリケーションを終了し各種のウィンドウもすべて閉じておくなどしてできるだけ空きメモリを増やしておくと作業時間を短縮できます。
  • 辞書を3つ位に分割して個別にインデックスファイルを作成します。「対訳君」は複数の辞書を同時に検索できますので辞書としての利用には支障がないと思われます。
  • 英辞郎の場合、JDTでのコンバート時のオプションをできるだけオフにしてインデックス語の数を減らしインデックス語の作成機能も使わないようにします。ただし、この場合は「対訳君」での検索時にヒットする項目が減ってしまうので辞書としての使い勝手は下がってしまいます。

Q.  Panther(MacOS 10.3)上でインデックスを作成しようとしましたがJDTが動作しません?
A. Panther上でISO9660形式のCDのデータをHDにコピーすると、そのデータ(フォルダの場合は中身すべて)の属性が「読み出しのみ」になってしまう(10.3.2で確認・アップル社のバグレポート窓口には連絡済みです)ことが原因です。この現象がおきた場合は以下の手順で解決できます。
  1. Finder上でインデックスを作成しようとしている辞書のフォルダを選択し、Finderの「ファイル」メニュー→「情報を見る」を実行します
  2. 出てきたダイアログの「所有権とアクセス権」の左側の三角をクリックし「権限:」のポップアップメニューを「読み/書き」に設定します
  3. 「詳細な情報」の左側の三角をクリックし「アクセス:」(2つあります)と「その他:」のポップアップメニューをすべて「読み/書き」に設定します
  4. 「内包している項目に適用する」のボタンを押します。確認のダイアログがでますので「OK」を押します

Q.  MacOS Xの非日本語環境で使おうとしたら辞書ファイルが認識されないのですが?
A. 辞書のパス名(ボリューム名から辞書ファイルに至るフルパス)に英語のアルファベットと数字以外(日本語や欧州諸語の記号付き文字など) の文字が使われているとこの現象がおきます。したがって、辞書のパス名には英語のアルファベットと数字のみを使うようにすれば回避できます。
この問題はシステムの言語の設定が日本語以外になっている時にのみ発生しますので日本語環境で使っている場合には関係ありません 。

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