用語登録に関するヒント

「英語登録のヒント」

  1. 複数形と単数形について
    英単語で複数形になると「s」がつくものは、単数形で登録されることをお薦めします。そうしておけば、「チェックテーブル設定」で「英語スペース」の「後」のチェックボックスがオフであれば(デフォルトはオフ)、複数形も認識させることができます。
    例:下の画像の「会計報告」の場合、「Financial reports」ではなく「Financial report」で登録してください。そうすれば、対訳の英文に「Financial reports」があっても「Financial report」があっても両方を認識させることができます。

  2. 不規則変化する語句について
    英語で不規則変化する語句は、両方を登録されることをお薦めします。
    例:下の画像の「hold」の場合、原形の「hold」と過去/過去分詞形の「held」の両方を登録してください。
    あるいは、長い単語であれば、変化する手前までを登録しておくこともできます。
    例:下の例の「頻度分析」の場合、「frequency analysis」(複)と「frequency analyses」(単)がありますが、異なる部分を削除して「frequency analys」までを登録しておくと、単複両方の用語を認識させることができます。
    但し、「チェックテーブル設定」で「英語スペース」の「後」のチェックボックスがオンの場合、「analys」の後にスペースがあるものを検索するので、「analysis」も「analyses」もヒットしなくなります。「英語スペース」の「後」はオフにしておいてください。

  3. 大文字と小文字について
    「チェックテーブル設定」の大文字小文字の[英語]のチェックボックスをオフにしておくと(デフォルトはオフ)、大文字、小文字に関係なく用語を検索するので、どちらか一方だけを登録するだけでOKです。
    例:「Financial report」を登録しておくと対訳の中の英語が「financial report」でもチェックが行えます。

「日本語登録のヒント」

  1. 語尾変化
    語尾変化する部分を削って登録することをお薦めします。
    例えば、「inspect」を「監査する」と訳したいときに、「inspect:監査する」と登録すると、対訳の中で「監査した」と訳されていた場合、「監査する」と異なるために、 【◆◆「inspect」は、「監査する」が指定用語です。】というメッセージがでてしまいます。そのような無駄なメッセージの確認を防ぐために、語尾変化する部分を切り取って登録することをお薦めします。

  2. 表現が微妙に異なる訳語の登録 (「英日指定」シートのみ) 
    「英日指定」シートに表現方法が異なる可能性のある語句を指定する場合、変化しそうな途中の語句を▲に代えて登録することをお薦めします。
    例えば、「shareholders' responsibility」を「株主責任」、「株主の責任」、「株主が負う責任」など「株主」と「責任」の両方の語句が入っていれば、多少その表現が異なってもよい場合、必須語句の「株主」と「責任」だけを▲を用いて登録します。CheckAlignは▲を「AND」と認識しますので、英語に「shareholders' responsibility」があるのに、日本語に「株主」と「責任」という語句がなければ、メッセージを出します。
    注意:▲(AND)は「英日指定」シートの日本語列にしか使用できません。

  3. 複数の訳語の登録(「英日指定」シートのみ) 
    「英日指定」シートでは1つの英語に対して訳語が2つ以上ある場合、それぞれの訳語を●で挟んで複数登録することができます。
    例えば、「Financial report」の訳を「会計報告」か「財務報告」のいずれかで統一したい場合、「会計報告●財務報告」と登録してください。●は「OR」の意味で、英語に「Financial report」があり、日本語に「会計報告」と「財務報告」のどちらも使用されていない場合にメッセージがでます。
    注意:●(OR)は「英日指定」シートの日本語列および「日表記」「英表記」シートの除外語登録列にしか使用できません。